新潟県十日町市 日本三大薬湯「松之山温泉」にある一軒の旅館

 

 

棚田を抜けた先に大きな三角形の屋根が見える。そこが今回の取材先だ。夕暮れの淡い日射しが差し込んで、ノスタルジックな佇まい。建物はドッシリとしていて安心感がある。豊かな自然に囲まれた宿は「おふくろ館」と言う名で親しまれている。名前の通り、この辺りに住んでいる「お母ちゃん」達によって運営され、丁寧に作られた”おふくろ料理”と温泉が日常の疲れを癒してくれる場所だ。

 

 

 

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▲おふくろ館の外観

 

2ヶ月で50万人以上が来場した大地の芸術祭。ここは、その拠点の一つになっていた。
会期中は多くの人で溢れていたが、平日の夕方ともなると人も少ない。それでも何組かの宿泊客がいるようで玄関にはスリッパが綺麗に並べられていた。

 

 

ここには今、館長がいない。

今回は、この「おふくろ館」を一緒に盛り上げてくれる「二代目館長」募集する。

 

 

都内の経営者に目をつけられた”おふくろ館”の再生プロジェクト

 

地方が抱える多くの空き家や廃校になった学校の活用方法が模索されている。
ここ十日町は、大地の芸術祭の影響で空き屋や廃校活用が盛んな場所。そこに目をつけたのが、都内の建築事務所とベンチャー企業で代表を務めるお二人。大地の芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏らの協力を得て、この場所で「温泉旅館再生プロジェクト」が始まった。

 

 

このプロジェクトは平成21年以降、経営状態が苦しくなりつつあるおふくろ館をクリエイター×若者館長×経営者の力で”この地域の人達と一緒に、盛り上がりながら「黒字化」を目指す”というのが肝である。

 

 

2015年3月28日(土)に都内で開催されたプレイベントを皮切りにスタートした「おふくろ館の再生プロジェクト」は都内でのセミナーを開催しつつ視察旅行や田植え体験イベントを通してコミュニティを作りながら、少しずつファンを増やしていった。

 

 

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▲おふくろ館に集まるプロジェクトメンバー達
そんな中、ついに2015年7月、大地の芸術祭の開催に合わせて初代館長が決まった。

 

 

▼静岡から来た初代館長 橋本旬平さん(20)

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おふくろ館の初代館長には、静岡文化芸術大学で空間形成デザインを学んでいる橋本旬平さんが就任した。

 

 

「自分が芸術や建築を学んでいるという事もあって、おふくろ館を通して大地の芸術祭と繋がれるという部分と地域創生の両方に関われるプロジェクトだと思ったので”やってみたい”と思って手をあげました。」

 

 

橋本さんは、大学生でありながら芸術祭が開催される50日間だけ館長を務めることになる。旬平さんの館長としての仕事は、「地域のお母さん達と寄り添いながら、おふくろ館を盛り上げていくこと。」そのためにお母さん達や周辺の地域の方とコミュニケーションを重ねて信頼関係を作っていく。
「毎日3食、朝昼晩とお母さん達と一緒にご飯を食べるんです。それで変わる変わる色んな話を聞くのですが、これが面白くて。自分達で生きていく力が高いというか、本当に何でも知っていて、畑の知識とか農作業の事とか野草の食べ方とか毎日新しい知識が飛び交っていて、自分はそれを聞いていて楽しかった。ここに住んでコミュニケーションを取らないと聞けないような話もたくさんありました。」

 

 

館長としての仕事には、通常の旅館運営業務もある。
宿直をしたり、リーフレットを企画したり、広報をしたり、イベントを企画したり。
おふくろ館という”ハコ”を使って、自由に魅力を作っていくという仕事。

 

 

「二代目の館長になる人は都会にいて田舎を知らない人にやって欲しい。そういう人にとっては大変なこともあるかもしれないけど、新鮮な気持ちになれる。都会に住んでいる人は今の生活が豊かだと思っているかと思うんですよ。もちろんそれも豊かなんですけど、ここにはまた別の豊かさがあると思います。働きながら、その価値を知ることができる。その価値を知った人が、その体験を話して伝えてもらえたらと思います。」

 

 

 

「僕はこれからもおふくろ館には関わっていきます。二代目の館長になる人は、きっと自分と年も近い人になるんじゃないかと思うんです。経営者の人やクリエイターの方のサポートもしていきますけど、次に館長になる人と同世代としての価値観を共有しながら一緒に地域とおふくろ館を盛り上げたいと思っています。」

 

 

おふくろ館の館長とは言っても肩肘張らずに、やってみるのが良いのかもしれない。
働くことと生活することが一体となりながら、自分の仕事を作っていくのも良い。場所に捉われずに仕事が出来る人はオフィスにしても良い。本当に自由な働き方なのかもしれない。

 

 

「僕が出来なかったことは、お母さん達とだけじゃなくて、おふくろ館として外の人と繋がっていけなかったこと。次の館長の人には、そんな繋がりを作っていって欲しい」と話す旬平さん。

 

 

「地方創生」や「地域活性化」という様なキーワードを漠然と持っている、そんな方。
十日町の松之山で多くの人と関わりながら二代目館長をやってみませんか?
きっと、何か見えてくることがあるかもしれない。

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 おふくろ館二代目館長
募集職種Webマーケティング
雇用形態インターンシップ(宿泊場所提供可)
給与・基本無し(業務内容に応じて相談)
※ただし、宿直業務を担当した場合、\4,500/日を支給(3日に1日程度入ることが可能)
・都内からの交通費補助あり
福利厚生・おふくろ特製まかない料理付き(業務時間中の食事支援)
・仕事部屋1室利用可能(寝泊りOK)
・館内温泉入り放題
・旅館再生体験
・ウィルフォワード代表成瀬拓也によるマーケティング支援
・経営者ならびにウィルフォワードメンバーによるセミナー無料受講
・大地の芸術祭アートディレクター北川フラムとの交流機会アリ
仕事内容・メイン業務
Webマーケティング(主に集客とリピート化および空室管理)

・旅館経営支援業務
(1)夜間宿直業務 (3日に1回程度)
(2) 経営支援業務
(3) おふくろ(スタッフ)の業務補助
勤務地〒942-1341 新潟県十日町市松之山黒倉1879-4
勤務時間原則自由
(宿直の際は19:00~7:00)
休日休暇原則自由
募集期間2015/11/09~
採用予定人数原則1名
お問い合わせ先株式会社ウィルフォワード 
担当:青木玲仁
TEL: 03-6452-2805
Mail: ryoto.aoki@willforward.co.jp

 

 

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大塚眞
地域を開く、地域を拓く。 十日町のことを「つまびらか」にしながら、外に大きく開いていく。 Co-lab Mediaとおかまちを通して、"地域びらき"を実践することで多くの「モノゴト」が起きれば良いなと思っています。この写真、目がイッてますね。

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