「地域を元気にしたい!」その想いから始まった新規事業

 

日本一の河川である「信濃川」を擁する十日町市。しかし、ここには海がありません。
そんな十日町で「水産業」を営む事業者がいるというのです。

 

はじめまして、十日町情報発信ライターの大島亜由美です!
今回は、私が十日町市中里地域にある株式会社エヌプラス様を訪ねます。

「十日町市の高齢化、過疎化によりどんどん人口が減ってゆく中で、新たな産業を興して、なんとか地域を元気にしたい。」

 

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そんな想いを口にするのは中里商工会会長の杉谷清之社長。その言葉に続くように、中里地域の有志により立ち上げられた事業が「とおかまち雪国温泉とらふぐ」です。そう、海の無い十日町市で、しかも温泉を使って「とらふぐ」の養殖業を営まれています。

 

使われていなかったプールを再利用、丁寧に育てられているとらふぐ達

 

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とらふぐ養殖は温泉施設ミオンなかさとの、以前プールだった場所を再利用して行われていました。
施設の中には16トンもの水が入る大きな水槽が4つと10トンの水槽が一つあり、その中で合計3,700匹のとらふぐが養殖されているとの事でした。冬はボイラーで温め、夏は冷却水を使って常に水温が20度で一定に保たれるようになっています。

 

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このとらふぐ達、非常に獰猛な性格の為、水槽の中で喧嘩してお互いに傷つけ合う事があるそうで、なんと稚魚の時に一匹一匹手作業で麻酔をかけて歯を全て切ってしまうそうです。

 

「杉谷さんの言葉 大変な部分とか、とらふぐへの手間をかけている理由とか」
そんな想いを込められて、大切に育てられたこの温泉とらふぐには4つの特徴があると言います。
・完全閉鎖循環式養殖であるため病気になりにくい
・プランクトンの代わりに養殖用餌を使うため無毒のフグに育つ
・水温を常に一定にしている為、四季に左右されず成長が早い
・塩分濃度を調節出来る為、体液浸透圧調整にかかるエネルギーが少なくて済むので海産より8%早く目標体重に達する
私達は「フグには毒がある」というイメージが強くありますが、養殖のフグには毒がないということ。
みなさん、ご存知でしたでしょうか。ストレスの無い環境で育てられているためか、味も天然と並ぶほど評価が高いということ。

 

十日町市内では、25店舗ほど食べられるお店があるそうです。
次回は「とおかまち雪国温泉とらふぐ」が食べられるお店をレポートしますね!

 

これからの季節、やはり鍋かな?
お忙しい中取材を受けていただいた杉谷社長、関係者の皆様、本当にありがとうございました!

 

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「とおかまち雪国温泉とらふぐ」

http://www.eban.ecweb.jp/torafugu/index.html

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大島亜由美
1991年5月2日生まれ。 生まれも育ちも十日町市。現在つまみ細工・水引細工作家として活動。 着物の街十日町市でつまみ細工をメジャーにすべく試行錯誤中。